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ウクライナ大統領選2014 「チョコ王」ポロシェンコ 早くも勝利宣言 [ウクライナ]

大統領選挙後キエフで記者会見するポロシェンコ.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3015858?pid=

ウクライナ大統領選挙2014の投票を終えたウクライナです
出口調査では50%を超える得票を得て「チョコレート王」こと
親欧米派の実業家ペトロ・ポロシェンコ氏が勝利宣言したそうです。

ウクライナ国内の混乱に終止符を打ち
より一層EU側に寄った政策に意欲を見せているようです。

この結果が確定すれば、6月15日の決選投票は行われないことになりますが
全ウクライナの有権者数の15%にあたる国民が居住する
東部地域、ドネツク州とルガンスク州の投票が親ロシア派により妨害された為に
該当地域の国民の大多数は投票が出来ませんでした。

この事実を、親欧米派や欧州連合、アメリカ、民間NGOの選挙監視団
果ては民間を装った(アメリカ政府の息のかかった)NGOなどは
どう捉えるのでしょうか?

選挙に不正があったとか正当性に欠くといった話は出てこないでしょうね。

新政権側は沈黙するか、巧みに選挙戦の争点から外すでしょうね。
おそらく大統領選挙の争点から外して既成事実化してしまったうえで
「自由なウクライナに平和をもたらすために」
欧米からの支援を受け入れるための交渉に移ると見ておいて良いでしょう。

ウクライナ革命を仕掛け、主導してきたと目される
アメリカの石油・ガス利権勢力
彼らの望む結果に近づいたからです。

ウクライナの地下資源・シェールガスの採掘権を持つ企業
BURISMA
http://burisma.com/
の取締役に、アメリカの超大物政治家の次男が最近就任しています。

これには驚きましたが、それ以上に驚いたのが
この事実、プレスリリースされています
ブリスマのHP上にも実名と顔写真がデカデカとアップされていて
秘密でも何でもないという事なんですね。

怖っ!!

もうひとつ怖かったのは
ペトロ・ポロシェンコ氏年齢が48歳だということ
管理人と3つしか違わないのに、あれ2つだったかな?
ま、とにかく
貫禄ありすぎでしょ(笑)

ウクライナ大統領選挙2014 本命の「チョコ王」ポロシェンコ氏 [ウクライナ]

首都のキエフや西部では順調に投票が進んでいるようですが
やはり、東部地域では親ロシア派の妨害活動が活発に行われているようですね。
ドネツク郊外の検問所に立つ親ロシア派.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3015817
ウクライナの中央選挙管理委員会によると
半数以上の選挙区の投票所では投票できない状態になっているようです
東部地域の投票所を訪れた市民は、
投票所が開設されていないために仕方なく帰る姿も目撃されているようですね。

警戒する兵士と一般市民の母子.jpg
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/05/post-3260_1.php
親ロシア派の活動が活発なウクライナ東部のドネツク州では
投票開始から1時間の時点で
開いている投票所は全体の17%なのだという事なんですが
逆に、ドネツク州で投票できる場所が存在していることに驚きました。


もっとも、ドネツク市で投票できる場所はないようです。


2014ウクライナ大統領選挙で本命視されているのは「チョコレート王」こと
ペトロ・ポロシェンコ氏です。
ペトロ・ポロシェンコ.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3

事前調査では、2位の元首相ユリア・ティモシェンコ氏
ユリア・ティモシェンコ元首相.png
http://news.toremaga.com/nation/nnews/557697.html
に5倍以上の大差をつけているといわれていましたが

それでも有効得票が50%を下回れば、今回では決着がつかず
6月15日の決選投票で争われることになります。
ポロシェンコ氏の支持率は40%台との報道でしたから
可能性としては残されていますね。

ですが、ウクライナ東部を中心に南部地域にまで及ぶ
親ロシア派の妨害活動の影響で
全ウクライナの34の選挙区では、
半分以上が正常に機能していないようです。

ある程度、予想された事とはいえ
これではどれくらい票を獲得したかとか
意味が無くなってしまいますね。

せっかく民主的手続きによって
合法的な新しい国家元首が選ばれるチャンスを
みすみすフイにしてしまいかねません。
選挙結果はともかく、国際社会からも認められる
新生ウクライナの誕生が遠のくような気がしてしまいますね。


これだけ国内が荒れて、まともな投票が行われない状態では
選挙そのものの「正当性」を疑問視する声があって当然ですが
ウクライナ中央選挙管理委員会のオヘンドフスキー委員長は
ウクライナ中央選挙管理委員会.jpg
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2208497.html
多くの東部地域で投票ができなくても、選挙結果には法的に見て正当性があたえられ
政治的にも問題とならないという主旨の、いわば強気な発言をしているようです。

居直り発言なのか、追い詰められて他にコメント出来ないのかは分りませんが
国内はモチロン、国際社会からも評価される決着方法は無いものでしょうか。
このまま強引に事を進めても、ウクライナが良い方向に向かう事は望めないでしょうね。


富豪が特に嫌われる。といわれているウクライナですが
その中でも比較的嫌われていなくて、有識者からの信任もある
「チョコレート王」ポロシェンコ氏が
いくつかの混乱と障害を乗り越え、大統領の座を射止めることになるような気がしています。
それでもウクライナの政治腐敗と経済危機を乗り越えるのには
(一般のウクライナ国民には気の毒な話ですが)
長い道のりが待っていそう、ではあります。
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ウクライナ新大統領は 「チョコレート王」=ポロシェンコで決まりか? [ウクライナ]

5月25日の大統領選挙の結果をうけて

得票の過半数、つまり50%以上の支持を受ければ

ポロシェンコ新大統領の誕生となります。
ピョートル・ポロシェンコ.jpg
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJEA3M02G20140423
これまでの暫定政権を武力による革命政権だとし

その正当性を質し、非難してきた
ロシア下院で演説するプーチン大統領.jpg
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35219
ロシアのプーチン大統領も、暫定政権に批判的立場の国際世論も

非難の矛先を失って、政権の正当性に関しては黙るしかありませんね。


もっとも、プーチン大統領も

「選挙結果を尊重する」との

見解を発表していますので、選挙結果がもたらす混乱は

それ程でもないと言えそうです。


ただしウクライナ全土

つまり、分離独立派が実効支配しているウクライナ東部でも
ウクライナ東部分離独立派の集会.jpg
http://www.cnn.co.jp/world/35046189.html
「民主的手続きで公正な選挙が行われれば」という話なんですよね。
ウクライナ分離独立の是非を問う選挙.jpg
http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20140512k0000m030085000c&inb=mo

内戦状態に突入しているウクライナ東部の諸州で、公正な選挙という以前の問題として
ウクライナ東部の諸州.jpg
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014050602000103.html
投票するにあたり、安全が確保されることは見込めず

日毎に激しくなる暫定政府指揮下のウクライナ軍と分離独立派の戦闘から

生命を守るのに精一杯だと思われます。



これらの諸問題をクリアして50%以上の票を獲得すれば

晴れてウクライナに新大統領の誕生となります


が、正直なところ現状では難しいでしょうね。

これは法律または、解釈を変更して押し切ってしまうしかないのでしょうか?


ウクライナ オリガルヒ(新興財閥)の1人に数えられる

「チョコレート王」のポロシェンコ氏が仮に

大統領の椅子を手中に収めたとしても

こんどは別の問題が持ち上がりそうです。


政権中枢と新興財閥の結びつきが強く、政治腐敗が深刻なウクライナにおいて

国内の所得格差是正に向けた効果的な取り組みが実を結んだことは、これまで無かったのですね。


1%の寡頭資本家が、残りの99%にたいして好き勝手し放題というのは国民の知るところです

だれが政権に就いても庶民の暮らしぶりは一向によくならないという

冷めた見方も根強く残っています。


新政権が発足しても政権運営の舵取りを誤れば、

ウクライナ東部諸州のような地域が新たに生まれ

東部諸州とは別の問題を表面化させて、

同じような騒乱を引き起こす火種を残していると言えそうです。
ウクライナ東部分離独立派の暴動.jpg
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2227.html


今回の選挙で50%以上の得票を獲得する候補は現れず

「6月15日の決選投票で決着する」

ということになるのかも知れませんね。
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ウクライナ大統領選 親欧米派のポロシェンコ 過半数の支持率獲得なるか [ウクライナ]

ウクライナで大統領選挙の投票が行われますね

大統領に最も近い候補者として名前が挙がっているのが

『チョコレート王』の異名をもつ大富豪

ペトロ・ポロシェンコ(ピョートル・ポロシェンコ)氏です。
ペトロ・ポロシェンコ.jpg
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/4026577.html
ウクライナ国民に対して、

「自分こそ同国を団結させる人間だと確信している」

支持を仰いでいるようですが、
遊説中のペトロ・ポロシェンコ.jpg
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2202Y_S4A520C1000000/

このポロシェンコ氏の認知度は、我が国では低いようです。

事前調査でも、支持率2位の大統領候補ユリヤ・ティモシェンコ元首相に
ユリア・ティモシェンコ元首相.png
http://news.toremaga.com/nation/nnews/557697.html
5倍以上の圧倒的大差をつけているといわれていますが。


なにかと話題のティモシェンコ氏に比べて地味な印象は否めませんね。


ユーリヤ・ティモシェンコ氏は、2004年のオレンジ革命後の政権では
首相に指名され「美しすぎる首相」などとして日本でも話題になりましたし
特徴的なヘアスタイルも「ティモちゃんヘアー」などと話題をよびましたよね。
ティモシェンコ氏は他にも、汚職に深く関わっている疑惑が取りざたされたり
殺人(!)に関わっていたとして実刑判決を受けて投獄されたりもしました。


しかし、このティモちゃんと同時期にオレンジ革命後のユシチェンコ政権では
ヴィクトル・ユシチェンコ.jpg
http://d.hatena.ne.jp/k1491n/20130319/1363670121
安全保障・国防評議会の書記を務めた後は、ウクライナ外務大臣に指名されています

ヤヌコーヴィチ大統領政権下ではウクライナ外務大臣を解任されますが
ヤヌコビッチ大統領.jpg
http://green.ap.teacup.com/pekepon/1369.html
その後、経済発展・貿易相として指名され入閣を果たしています。

このときに、2007年に就任し5年間務めたウクライナ国立銀行理事長を退任しています。


こうしてみると、派手さは無いものの政治家としての経験も備えた実業家であることがわかりますね。

ヤヌコビッチ前大統領らを退陣に追い込んだ

ウクライナ騒乱後の、革命新政権を資金面で支援するなど

いわゆる「民主化」に向けて、欧米勢力と歩調を合わせています。


50%以上の得票率を獲得すれば、晴れて(親欧米派の)ウクライナの

ポロシェンコ大統領の誕生となります。


選挙結果を尊重するとロシアも表明しているようですから

新生ウクライナが国際社会に船出するのに、一つの障害が無くなるのではと期待されますね

ただ、プーチンの抑制の効かなくなったウクライナ東部の分離派という暗礁を

どう乗り越えていくかが、経済問題と併せて最大の懸案事項ではあります。
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【ウクライナ 情勢】 最新 クリミア事情が与えるインパクトとは [ウクライナ]

ロシアのモスクワから、4月21日に配信された

ロイター通信によりますと、



少数民族の名誉回復に向けた大統領令に

プーチン大統領が署名したそうです。

少数民族の名誉回復を目的とする大統領令に署名したプーチン
少数民族の名誉回復を目的とする大統領令に署名したプーチン.jpg
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA3K00920140421?rpc=223=obinsite



プーチン大統領は、こう述べたそうです。


「スターリンによる抑圧に苦しんだ

クリミア・タタール人、アルメニア人、ドイツ人、ギリシャ人の

名誉回復に向けた大統領令に署名した」


この発言は、編入したクリミアに住む少数民族のうちの

とくに、クリミア・タタール人に向けての

メッセージになりそうですね。


併合したクリミアの

将来の火種になるかもしれない

クリミア・タタール人に対して

気遣う姿勢を示した。

と言えるのではないでしょうか。



クリミアの帰属を決める住民投票のとき

クリミア・タタール人は

クリミア半島のロシアへの編入に反対していましたよね。


抗議行動として、ほとんどのクリミア・タタール人は

投票所に行かなかったようですね。



もともとクリミア半島に住んでいたのは

13世紀ころからクリミア・ハン国

(クリム・汗国)の

クリミア・タタール人ですね。


ソ連時代の『間違った』政策によって

クリミア半島で少数民族とされてしまいましたから

本来の住民である、クリミア・タタール人の意向が

まったく反映されない選挙など意味がなく


『選挙そのものが無効』と主張する


タタールの長老もいましたね。



無理もありませんね。


5世紀以上にわたってクリミアに住んでいた

クリミア半島最古の住人ですものね。



帝政ロシア、ソ連時代のロシア、

同じくソ連時代のウクライナを経て

独立したウクライナから

今回のロシアへの編入です。


自分達のことを自分達で決められず

頭越しに、話を進められてきたのですね。

小国の悲劇と言ってしまえば、それまでですが

クリミア・タタール人としては

やはり、『やりきれない』思いですよね。



もうひとつ、クリミア・タタール人が

民族の悲劇として記憶していることがあります。



冒頭でお伝えした、プーチン大統領の演説


「スターリンによる抑圧に苦しんだ・・・・・」


という部分です。

ヨシフ・スターリン
ヨシフ・スターリン.jpg
http://www.japantoday.me/jt012957.html


時代は、ソ連の第2代書記長

ヨシフ・スターリンの時代に、さかのぼります。

強制移住前の民族衣装を纏うクリミアタタール人女性
強制移住前の民族衣装を纏うクリミアタタール人女性.jpg
http://paperpaper.ru/photos/tatari/
水場のクリミア・タタール人の子供
農夫と思われるクリミア・タタール人男性



当時のソ連とドイツは戦争に突入していました。

クリミア・タタール人は

『敵国ドイツに協力した』

との疑いをかけられてしまいます。


その結果として、すべてのクリミア・タタール人は

クリミア半島からウズベキスタンを中心とする

中央アジアのカザフスタン、タジキスタンへと

強制移住させられてしまいます。

黒海と中央アジア
黒海と中央アジア.png
https://www.google.co.jp/maps/@43.4586145,56.807115,5z

着の身着のまま、

ほとんどの人が何も知らされないまま行進させられ

輸送列車に乗せられて

強制輸送されるクリミア・タタール人
強制輸送されるクリミア・タタール人.jpg
http://sobesednik.ru/rassledovanie/20140417-za-chto-stalin-repressiroval-krymskih-tatar-i-chto-poobeshch

中央アジアへと輸送されたようです。



移動計画は、厳密に日程が定められていて

絶対に遅れは許されなかったそうです。



強制移住させられるときに計画の指揮をとった

NKVD
(内務人民委員部(ないむじんみんいいんぶ))


NKVDとはソ連の治安と、
秘密警察を含む警察権力、スパイ機関を統轄する組織。


長官のベリヤは

ラヴレンチー・ベリヤ
ラヴレンチー・ベリヤ.jpg
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/2297065.html

スターリンから輸送期間の厳守を命ぜられていたため

輸送計画の足手まといになりそうだと判断された者は

(けが人や病人、子供や老人、障がい者、妊婦にいたるまで)

銃殺に処されたり、崖から突き落とされたり

悲惨な最期をとげられたようです。


強制移住前のクリミア・タタール人
強制移住前のクリミアタタール人.jpg
http://blogs.yahoo.co.jp/japan_off/16817377.html?newwindow=true



健常者であっても、飢えと、

飢えから来る栄養失調

さらには栄養失調からくる免疫力の低下

それに起因する感染症によって

たくさんの人々が命を落とされたそうです。


収穫した野菜を前にするクリミア・タタール人
収穫した野菜を前にするクリミア・タタール人.jpg
http://paperpaper.ru/photos/tatari/

馬車とクリミア・タタールの子供たち
馬車とクリミア・タタールの子供たち.png
http://paperpaper.ru/photos/tatari/



民族浄化ともいえる、この強制移住を

クリミア・タタール人は強く記憶しているのですね。


政治体制が変わったとはいえ、

ソ連の後継者であるロシアに対して

友好的な感情は抱きにくいですね。


くわえて、強制移住でカラッポになったクリミア半島に

ドンドン入植してきたロシア系住民。


かれらに罪は無いと知りつつも

クリミア・タタール人として釈然としないのは

仕方のないことですね。



ソ連崩壊後から、ようやく許された

クリミア・タタール人の故郷への帰還事業ですが

公的な支援など望めなく、簡単ではないようです。



クリミアに戻ることが許されなかったクリミア・タタール人1968カザフスタンにて
クリミアに戻ることが許されなかったクリミア・タタール人1968カザフスタンにて.jpg
http://www.svoboda.org/media/photogallery/25330200.html


それでも

クリミア・タタール人の帰還事業は今も続いています。


帰還を果たしたクリミア・タタール人の中には

強制移住前の土地の返還を求めて訴えを起こし、

入植してきた

ロシア系住民とトラブルに発展する

というケースも起きているようです。



クリミア・タタール人たちは

民族のルーツであるクリミアで

自分達のことは自分達できめられる

祖国を取り戻したいのですね。



プーチン大統領は、この感情をモチロン知っています。


だからこその、

『少数民族の名誉回復』

にむけた大統領令なのでしょうね。



とはいえ、プーチン大統領

クリミア半島における

クリミア・タタール人たちの

自治を簡単に認めるとは思えません。



ただ、プーチン政権としては

ますます不安定化している

ウクライナ東部地方の問題に

軍隊や、外交交渉のための人的資源や

さまざまな資源、資本を

集中して配置しておきたいでしょう


いま、この時期にクリミアを含めたロシア各地で

少数民族の自治権拡大を叫ぶデモや、独立闘争などを

起こしてもらっては困りますよね。


そんなことになったら、今度は

ロシア国内が不安定になってしまい

プーチン政権にとって大打撃となってしまうでしょうね。


そんな事態だけは、

なんとしてでも阻止したい

ですものね。



そんな背景があっての今回の大統領令だとおもいます。


少数民族に気遣いをみせて

対話をする姿勢を前面に出し

不満を和らげておくことで

各地で暴動や、それにつながるデモが

起きないようにしたい。


おそらく、こんな思惑もあると考えられますね。




EUとアメリカの利益 VS ロシアの利益


が、文字通り火花を散らしていますが



ウクライナ国内で普通に暮らす普通の人たちにとっては

『一刻も早く、もとの生活を取り戻したい』

というのが本音でしょうね。

親ロシア正教会の崇拝者
親ロシア正教会の崇拝者.jpg
http://www.nytimes.com/2014/04/15/world/europe/russia-east-ukraine.html?_r=1

ウクライナ情勢の一刻も早い収束と解決に向けて

関係各国と各機関は、惜しみない最大限の努力を

してほしいものです。


ウクライナに暮らす人たちに、また元の生活が戻ってくるように

祈らずにはいられませんね。



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⇒【ウクライナ 情勢】最新ニュース 武装解除へ向けて進展
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【ウクライナ 情勢】最新ニュース 武装解除へ向けて進展 [ウクライナ]

ラブロフ露外相.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3012914#blogbtn


スイスジュネーブで4月18日に開かれた

ウクライナの緊張緩和を目指した、

外務大臣クラスの4者協議では

当初の予想を上回る合意に至りました。


この協議、当事国のロシア、ウクライナに加えて欧州連合(EU)

そして、アメリカが参加したものです。


予想を上回る合意とは、

違法な武装集団の武装解除などを指します。


内戦のあと、分裂に向けて一直線

と、見られていたウクライナ情勢ですが

今回の4者協議での合意で

『かすかな希望の光が見えた』

と言えるようです。

ウクライナ東部で独立運動が激化.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3012833?ctm_campaign=relation&cid=3012914

この合意では他にも

『全市民の安全を回復する』ための具体的な措置を示す

ことに加えて

『様々な、全ての違法な武装した集団』に対して武装を解除し

州庁舎などを中心とした『占拠した建物』から退去するよう

呼び掛けているようです。


『違法な武装した集団』とは

具体的に、どの集団とは断定されなかったようです。


ただ、ウクライナ東部の州庁舎などを占拠し続けている

親ロシアでウクライナからの分離独立を目指している集団

のことを指していると見られています。

ドネツク人民共和国の旗の前に立つ男.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3013082?pid=13522084&p=1#blogbtn

スラビャンスク近郊の行政施設前のバリケードと男.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3013082?pid=13544081&p=1#blogbtn

この、4者協議が開かれる前には

ロシアのプーチン大統領
プーチン大統領.jpg
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYEA2R06220140328?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0

ウクライナへの軍事介入の可能性は、

『まったく無くなったワケではない』

発言していましたし


一方のウクライナでは

ロシア国籍を持つ、16歳~60歳までの

すべての男性を入国禁止にすると発表するなどして


ロシアとウクライナの関係が

もっと悪くなるのではないかと

心配されていました。


ウクライナ側からすれば

国境地帯に、

『ロシア軍の4万人規模の部隊を展開』

されて睨まれている状態ですから

『ロシア人男性の入国禁止』

という措置は当然でしょうけどね。


実際に、おきて欲しくはありませんが

もし戦争になったとしたら

ウクライナに勝ち目は無さそうです。


ソ連時代に保有していた【核兵器】は

放棄させられています。


通常兵器を使った戦闘になった場合

ウクライナ軍とロシア軍では

兵器や装備に、差があり過ぎるようですね

軍事に詳しい人たちは

ロシアの圧勝と見ているようですね。


もうひとつ、士気も違いますよね

ロシア軍がクリミアに侵攻したときに

ウクライナ軍は目立った抵抗をしなかったばかりか

ロシア側に寝返っていますよね。

占拠したウクライナ海軍司令部のゲートを開け閉めするロシア軍.jpg
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1837082.html

元ウクライナ海軍トップのベレゾフスキー総司令官.jpg
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2102020140302


ここで注意が必要なのは

『違法な武装した集団』を指す場合


立場によって、対象の武装集団がまったく違う


ということですね。



現ウクライナ政府側から見た場合


ウクライナ東部で武器を持って

州庁舎などの行政施設を占拠している集団のことを指しますよね。



反対に、ロシア側から見た場合はどうでしょう。


そもそも、ロシア側は現ウクライナ政府を

ウクライナ憲法に照らし合わせて

【違法】な手続きで政権に就いた。

とみなしていますから


法的には、ヤヌコビッチ大統領が

ウクライナの大統領であるとしていますね。


つまり、現ウクライナ政府に正当性は無く

ウクライナ憲法に照らし合わせて

無効だとしていますね。




(ウクライナの憲法によると

大統領をやめさせる方法は3つだそうです。

1、大統領が死んだとき

2、辞任することを、大統領が宣言したとき

3、弾劾


弾劾手続きは、憲法に明記されています。
これには、議会と最高裁判所と憲法裁判所などが参加して
複雑で、長い手続きをとった後に、成立します。


1、↓

まだ、ヤヌコビッチはロシアで生きています。


2、↓

辞任宣言していません。

それどころか、今回の革命が無ければ

まだバリバリ大統領だったでしょうね。


次の選挙では、確実に落選したと思いますが、、、


3、↓

そんなこと、やっている暇もなく

ウクライナから逃げ出していますよね。




いまや観光地となったヤヌコビッチの私邸

というより、城というか、もはや町ですね。

これでは革命もおこります。よね。


話をもどします。)



これを根拠とすれば

現ウクライナ政府とは、そもそも【違法】であるので

ウクライナ政府の指揮で

ウクライナ東部の暴動を鎮圧しようとしている

治安部隊などこそが


『違法な武装した集団』


ということに、なってしまいますよね。



う~ん。難しいですね。



とにかく、大規模な軍事衝突から

内戦に発展しないことを

願うばかりですね。


日本も無関係では、いられませんからね。



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