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ウクライナ大統領選挙2014 本命の「チョコ王」ポロシェンコ氏 [ウクライナ]

首都のキエフや西部では順調に投票が進んでいるようですが
やはり、東部地域では親ロシア派の妨害活動が活発に行われているようですね。
ドネツク郊外の検問所に立つ親ロシア派.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3015817
ウクライナの中央選挙管理委員会によると
半数以上の選挙区の投票所では投票できない状態になっているようです
東部地域の投票所を訪れた市民は、
投票所が開設されていないために仕方なく帰る姿も目撃されているようですね。

警戒する兵士と一般市民の母子.jpg
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/05/post-3260_1.php
親ロシア派の活動が活発なウクライナ東部のドネツク州では
投票開始から1時間の時点で
開いている投票所は全体の17%なのだという事なんですが
逆に、ドネツク州で投票できる場所が存在していることに驚きました。


もっとも、ドネツク市で投票できる場所はないようです。


2014ウクライナ大統領選挙で本命視されているのは「チョコレート王」こと
ペトロ・ポロシェンコ氏です。
ペトロ・ポロシェンコ.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3

事前調査では、2位の元首相ユリア・ティモシェンコ氏
ユリア・ティモシェンコ元首相.png
http://news.toremaga.com/nation/nnews/557697.html
に5倍以上の大差をつけているといわれていましたが

それでも有効得票が50%を下回れば、今回では決着がつかず
6月15日の決選投票で争われることになります。
ポロシェンコ氏の支持率は40%台との報道でしたから
可能性としては残されていますね。

ですが、ウクライナ東部を中心に南部地域にまで及ぶ
親ロシア派の妨害活動の影響で
全ウクライナの34の選挙区では、
半分以上が正常に機能していないようです。

ある程度、予想された事とはいえ
これではどれくらい票を獲得したかとか
意味が無くなってしまいますね。

せっかく民主的手続きによって
合法的な新しい国家元首が選ばれるチャンスを
みすみすフイにしてしまいかねません。
選挙結果はともかく、国際社会からも認められる
新生ウクライナの誕生が遠のくような気がしてしまいますね。


これだけ国内が荒れて、まともな投票が行われない状態では
選挙そのものの「正当性」を疑問視する声があって当然ですが
ウクライナ中央選挙管理委員会のオヘンドフスキー委員長は
ウクライナ中央選挙管理委員会.jpg
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2208497.html
多くの東部地域で投票ができなくても、選挙結果には法的に見て正当性があたえられ
政治的にも問題とならないという主旨の、いわば強気な発言をしているようです。

居直り発言なのか、追い詰められて他にコメント出来ないのかは分りませんが
国内はモチロン、国際社会からも評価される決着方法は無いものでしょうか。
このまま強引に事を進めても、ウクライナが良い方向に向かう事は望めないでしょうね。


富豪が特に嫌われる。といわれているウクライナですが
その中でも比較的嫌われていなくて、有識者からの信任もある
「チョコレート王」ポロシェンコ氏が
いくつかの混乱と障害を乗り越え、大統領の座を射止めることになるような気がしています。
それでもウクライナの政治腐敗と経済危機を乗り越えるのには
(一般のウクライナ国民には気の毒な話ですが)
長い道のりが待っていそう、ではあります。


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